発行部数全国3位の新聞社。毎日新聞、スポーツニッポンのほか、サンデー毎日、エコノミストなどの雑誌も発行。
業績
旅行最大手。グローバルに関係会社を150社超もつ。グローバル化とインバウンド戦略に注力する方針であり、2020年度までにグループ全体での取扱額2兆円を目指す。
業績
羽田空港を拠点に航空輸送事業を提供。機材を統一することで整備コストや乗務員養成のコストを圧縮しており、他の大手航空会社と比較して、価格優位性や顧客満足度の高さを訴求している。
時価総額
609 億円
業績
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税金を貰って、節税!
これからの時代は、モラルハザードの企業は支持を失っていくと思う。
法人税は、企業の儲けたる課税所得に対して課税されますが、法人事業税の外形標準課税は、企業の規模を課税標準としています。
企業も地方自治体から公共サービスを受けており、所得の大きさだけでなく、そこに存在する企業がその規模に合わせて負担する方が公平であるという考えから2004年4月に導入されました。
企業の判断としては合理的ですが、今後もこのような大企業が増える場合は、法改正の検討が必要ですね。
はて、JTBはどうなるでしょうか。。。
貸借対照表の数字に過ぎません。
「わが社の資本金はどこにあるのだ?」と尋ねた経営者がいたという笑い話もありますけど。
そういうもので「大企業」と「中小企業」を区別する制度自体が、過去の遺物でしょう。
現代の企業規模を示す指標としては、時価総額が適切だと思います。
この法律に基づいて講ずる国の施策の対象とする中小企業者は、おおむね次の各号に掲げるものとし、その範囲は、これらの施策が次条の基本理念の実現を図るため効率的に実施されるように施策ごとに定めるものとする。
一 資本の額又は出資の総額が三億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が三百人以下の会社及び個人であつて、製造業、建設業、運輸業その他の業種(次号から第四号までに掲げる業種を除く。)に属する事業を主たる事業として営むもの
二 資本の額又は出資の総額が一億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が百人以下の会社及び個人であつて、卸売業に属する事業を主たる事業として営むもの
三 資本の額又は出資の総額が五千万円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が百人以下の会社及び個人であつて、サービス業に属する事業を主たる事業として営むもの
四 資本の額又は出資の総額が五千万円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が五十人以下の会社及び個人であつて、小売業に属する事業を主たる事業として営むもの
2 この法律において「経営の革新」とは、新商品の開発又は生産、新役務の開発又は提供、商品の新たな生産又は販売の方式の導入、役務の新たな提供の方式の導入、新たな経営管理方法の導入その他の新たな事業活動を行うことにより、その経営の相当程度の向上を図ることをいう。
3 この法律において「創造的な事業活動」とは、経営の革新又は創業の対象となる事業活動のうち、著しい新規性を有する技術又は著しく創造的な経営管理方法を活用したものをいう。
4 この法律において「経営資源」とは、設備、技術、個人の有する知識及び技能その他の事業活動に活用される資源をいう。
5 この法律において「小規模企業者」とは、おおむね常時使用する従業員の数が二十人(商業又はサービス業に属する事業を主たる事業として営む者については、五人)以下の事業者をいう。
節税というものは存在せず、時の税制度によって計算されるだけです。
あまりにも複雑な、立法側でも気づかない抜け穴をつく、プリンシプルで間違っているならまだしも、明らかに意味のわからない旧態依然の制度がある以上、費用を抑えない方が善管注意義務違反だと思います。
すでに株式の額面もないですし、資本金という制度が必要なのか不明です。
実際、社会のインフラとして社会貢献するほどの余力はJTBにはないですから、税金の適正化はすぐに手がけるべきこと。
経営は感情論ではありません。
いろんな優遇措置に関係する中小企業基本法も資本金と従業員の数で大企業と中小以下の企業とを区別しています。やろうと思えば実態を変えず減らすこともできる資本金と違い、従業員数で制約すると、その区切りのところに企業が集まって成長を止める現象が起きがちです。操作できるとはいえ資本金の制約がM&Aなどに際して阻害要因になることもあるでしょう。それでなくとも生産性の低い中小企業が多く集約の進まない我が国で、資本金と従業員で優遇措置を分けるやり方は、そろそろ見直すべきかも知れないな・・・ (・・;
とはいえJTBもスカイマークもコロナ禍による活動自粛をまともに受けた会社です。批判の少ないこの機会に、という思惑が仮に多少混じっているにせよ、制度としてそれがある以上、フルに活用して事業を守ろうとするのは当然です。それが嫌なら制度の方を変えるしかありません。 (^.^)/~~~フレ!
CSRの階層に関する学説があり、低次責任(基本的な責任)から順に、(1)法的責任 (2)経済的責任 (3)倫理的責任と並びます。CSRよりもさらに高次の責任に (4)社会貢献 が位置しています。「番号が若いほど必須」の責任です。
当記事に書かれている「中小企業化の狙い」は、節税メリットに違いありませんが、本来の(2)経済的責任には、「従業員やその家族に経済的な報いを与えての社会の経済活性化」や「納税での貢献」が該当しています。雇用責任(雇用に対するポリシー)もここに含まれます。「中小企業化」は、(3)倫理的責任の全うの視点からも疑問です。(念のためですが、現行税法の枠組みで節税スキームを策定し、実行することは正当な行為です。)
一方で同じ企業が、 (4)社会貢献や近年ブームの「SDGsに果たす貢献」などと広報していることに、違和感を感じます。
社会的責任活動(CSR)・SDGsへの取り組みについて
https://www.jtbcorp.jp/jp/csr/sdgs/
CSRについてはもちろん応援したいわけですが、より低次の責任で果たす役割の方が大きいはずです。大企業による経済が受ける恩恵は莫大であり、このことに対する社会からの賞賛は、本来もっとあってもよいと思います。そうしないと、大企業の枠組みを外して節税するスキームがますます正当化され、努力目標の位置づけである「各種社会貢献」という「格好良い活動のみが宣伝」されるという、おかしな社会になりそうです。