東芝・GE、洋上風力提携 日本で基幹設備生産へ
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洋上風力は開発事業者/オペレーターもメーカーもグローバルでプライスのプレッシャーが大きいので(だからkWh発電コストが下がっている = 需要家が低い電気代を享受する or 国民負担が小さい)、バリューチェーンの中で大きな付加価値を生まないとマージンは稼げません。グロスの売上高や償却前のEBITDAではなく、株主に帰属するリターンのレベル感が気になります。
従来、日本の発電市場は、エンジ会社が間に入らず、メーカーと電力会社が直接取引をするので、外資にとって開拓するのが難しかった。
理由は、 独自の規格、煩雑な技術情報のやりとり、日本語での膨大なやりとり、企業文化など様々。
典型的な協業例は、過去の火力発電。GEは東芝を日本市場のパートナーとし、一時期日立とも組んでいた。シーメンスは富士電機。
風力発電は過去マイナーだったので、例外的に外資メーカーが日本法人経由で直接取引をしていたが、国の政策で一躍主役級に。
結果、過去の火力発電と同じ現象が起こりつつある。
MHI=ヴェスタス
GE=東芝
日立=エネルコン
洋上風力の最大手シーメンス・ガメサはどうするか?
ちなみに東芝の京浜工場は発電機を作っていて一部風力発電に流用可能。ナセルの組立を目指すのでしょう。12月にも報道されていた(下記)、そこからのNewはGEと組むという点。
東芝は原発は元々GEの技術(WHはその後に技術系統が違うものを買収した形)で、つながりはある。
GEから見ると、世界的に再エネに力を入れる中で、経済規模が大きく一定豊かな日本への参入手段。グローバルに日本の風力発電機メーカーが競争力があるわけではないので、JVにしても日本展開のフロント企業となり、グローバルで脅威になるわけではないという判断だろう。
https://newspicks.com/news/5475880