2021/2/23
【内幕】エリート集団、商社マンの「栄光と苦悩」
高収入、高学歴、海外で活躍──。
かつてエリートサラリーマンの代名詞だった商社マンは、今でも、就活生や若者にとって「カッコイイ」存在であり続けているのか。
脱炭素、働き方改革、ダイバーシティ、新型コロナなど急速な時代の変化に商社はどう対応していくのか。
NewsPicks編集部では就職活動をしている学生、そして大手総合商社に勤める若手・中堅社員へのインタビューを実施。多くの人たちが匿名で取材に応じてくれた。
学生と商社の「中の人」が明かすホンネをもとに、商社の内幕をのぞいてみよう。
経営スキルは身につくのか
就職活動で不動の人気を誇ってきた総合商社。いまだ強い憧れを抱く学生は多い。
就職情報サイト運営のワンキャリアがまとめた、東大・京大生を対象にした就活人気ランキングでは、大手コンサルが上位を独占する中、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事がトップ10入りした。
ワンキャリア編集部の吉川翔大記者は、「商社は年収などの待遇が良く、優秀な人が入社するイメージ。商社のブランドは確立されている」と話す。
商社ブランドはいまだ健在。入社は狭き門だ。
だが実際に働くとなると、ブランドよりもむしろ、転職に生かせる経営スキルが身につくかどうかを重視する学生が多い。将来の転職を意識しているためだ。
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Editor's Choice
この連載について
総合商社が「脱炭素」のうねりの中で岐路に立たされている。国の政策や、投資家のESG意識の高まりを受け、大きな利益をもたらしてきた資源事業の一部からの撤退・縮小を迫られているのだ。商社は事業構造の大転換をどう乗り越えるのか。