【核心】医療体制から見る五輪の現実味
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開催時にコロナが終息しているとは思えない、という前提にたって、開催するとしてもどこを落としどころにするのかを近々決めなければなりませんね。
というのも、海外からの観客を陰性証明などの最低限のリスク管理を前提として入れるのか、日本人のみを対象として観客を入れるのか、無観客で行うのか、それぞれの間をとるのか、によって医療体制だけとっても必要とされるものが全然違うであろうことが、容易に想像できるからです。準備期間も要員数もコストもステークホルダーの広がりも全然違うでしょうし、各々の意思決定者も違うでしょう。その他も含めいろいろなパラメーターが複雑に絡み合います。
結論を先延ばせば、体制を構築できないリスクが増します。いつ、だれが、どのように決定するのだろうか。
解決すべき課題は山積でしょう。新体制が機能しテキパキと決めていただくことを期待しています。
注目のコメント
東京五輪・パラリンピックの今夏の開催は果たして可能なのか。新型コロナの感染状況と医療体制という側面から探りました。
医療体制の厳しさは想像以上で、特に競技会場に医療スタッフを派遣する病院の中にコロナ対応の「重点医療病院」が含まれると知ったときは驚きました。
ワクチン接種でも医療スタッフが必要なのは言うまでもありません。
記事が五輪に関する議論の材料になれば幸いです。五輪が本当に開催できるのかどうか、というトーンは、五輪ボランティアの方々には届いていないようなので、その辺りのコミュニケーションをうまくとらないと多くの日本好きのボランティアの方々が日本に失望してしまうのではと感じています。
東京オリパラのボランティアとして登録しているアメリカ人の友人(カリフォルニア在住)がいます。彼女は、大好きな日本にボランティアで来れるのが楽しみとずっと話していました。最近は森元会長の失言に対する謝罪メールがボランティアの人たちに届いたと言っていてそのメールを転送してくれましたが、そこには「力を合わせて五輪を成功させましょう!」とありました。
日本への思いがありボランティアに登録してくれているたくさんの人たちととオリパラ事務局の方々がしっかりしたコミュニケーションをとり、開催出来る/出来ないにかかわらず、ボランティアの方々が日本に失望することがないようには気をつけてほしいなと願っております。コロナ禍で東京五輪を開催すべきか。あまりにも「断片的」な情報と、違約金などお金にまつわる「陰謀論」じみた話ばかり世に出るので、感情的な意見が飛び交っているような気がします(メディアの責任が大きいです)。NewsPicksでは議論の材料とすべく、医療、お金、アスリートの視点から取材を重ねました。開催すべきか否か、判断する視点をさまざま持ち、みんなで議論できればと思っています。