[東京 19日 ロイター] - 東京電力は19日、福島第1原子力発電所1、3号機の原子炉格納容器の水位が低下傾向にあると発表した。

18日に1号機の原子炉格納容器の水位が低下したことから、他のパラメーターを確認したところ、1号機で15日以降、3号機で17日以降、原子炉格納容器温度計の一部に低下傾向がみられたという。

東電では、原子炉圧力容器底部温度や格納容器ガス管理システムの放射能、敷地境界のモニタリングポストなどに有意な変動はなく、外部への影響はないと判断している。

水位低下の要因としては、福島県沖で13日に発生した地震の影響による格納容器損傷部の状況変化も考えられるため、今後もパラメータを注視して監視していくとしている。

(石田仁志)