ドイツ自動車業界のEVシフトを阻む「死角」:熊谷徹
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注目のコメント
電動車が売れた、ではなく、売ったと言うのが正解でしょう。
誰も電動車なんぞ作りたいとは思ってないし、
ほとんど誰も電動車なんぞ買おうと思ってない。
BEVじゃアウトバーン200km/hで巡航して、150kmおきにで充電。
ディーゼルなら、ノンストップで1000km行ける。
クルマで長距離移動するのが当たり前の欧州で、こんなんじゃBEVは使えない。
ソレでディーゼルより高いEVを誰が買うかって話。
小学生でもわかる。
しかし欧州で企業平均燃費CAFE規制がキツくなり、規制クリアできないと罰金払わなきゃいけない。この罰金が半端ない。
元々数の出るディーゼルの燃費向上させつつ、電動車も(大して売れなくても)ラインナップしますよ、でCAFE規制になんとなく合わせていく方向だった。
ところが、ディーゼルはVWのチョンボ(ハメられ)で厳しくなった。おかげでガソリン車販売が増えて企業平均燃費は悪化。
そこにCAFE規制もキツくなる。
いや、無理ゲーだって訴え、売れない電動車売る為の補助金を出せ、と。
とにかく売るしかないので。
充電設備云々は後回し。補助金で売るしかないというだけ。
そう言う話。
日本も東日本大震災が無ければそれなりの道筋はあった。
原発夜間発電電力の有効利用と言う名目でEV補助金ガッツリ出せる。
しかし、震災が発生して原発が止まり、話が変わった。
時の政権は無能な民主党。産業活性の為のルール作りなんてできるわけもない。
日本も見習ってメーカー優遇措置を考えてください。数年前フランクフルトからケルンまで友人の中古BMWでアウトバーンに乗ったことが有りますが、途中寄り道するところは殆んどなく、風力発電のプロペラがちらほら見える位で何にも有りませんでした。
これは電動車を選択しないだろうなと思いましたし、中古のBMWも最後ケルン市内でエンストしましたが、高速走行も全く問題無かったので、EVのインセンティブは見当たらなかった記憶が有ります。
ただ市内の街中にはあちらこちらに充電器はありましたね。乗り分けでもしろというのか小型車が充電してました。以前ドイツに住んでおり、
近所で電気自動車をちょこちょこ見かけましたが、
街中で見るだけで、アウトバーン上ではあまりお見掛けしませんでした。
長期休暇の時期になれば、隣国まで車で、
自転車を乗っけて行くのが定番の過ごし方。
ディーゼル車が絶対良いに決まってます。
ですが、ディーゼルゲート以降、都市部への乗り入れには、
規制の心配がないガソリン車が良いと、
車を買う時にディーラーでそう薦められました。
長期休暇の過ごし方の生活様式をドラスティックに変えない限り、
電気自動車がメジャーになる事はありません。