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トヨタグループの源流会社、エンジン生産68年目の偉業

豊田自動織機、国内生産2000万台達成

豊田自動織機は国内での自動車・産業車両用エンジンの累計生産台数が2000万台を達成した。1953年に刈谷工場(愛知県刈谷市)で自動車用エンジンの初号機を生産してから、68年目での達成となる。

同社のエンジン事業はトヨタ自動車のセダン「コロナ」向けS型エンジンの生産を皮切りに、64年からはフォークリフト向け産業用エンジンの生産を開始。82年にはエンジン専用の碧南工場(愛知県碧南市)を新設し、トヨタのセダン「カローラ」などのエンジン生産を手がけてきた。

2015年にはトヨタのディーゼルエンジン事業を集約。現在はスポーツ多目的車(SUV)「ランドクルーザープラド」などに搭載される主力機種のGD型ディーゼルエンジンや、トヨタの新設計手法を取り入れたSUV「RAV4」向けTNGA型ガソリンエンジンなど、排気量1―5・2リットルクラスの自動車用・産業用エンジンを国内外の計3工場で生産している。20年度は前年度並みの77万9000台の生産を計画している。

日刊工業新聞2021年2月18日

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