「日経平均3万円は通過点」コロナ禍が続くほど株価は上がっていく
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現在、金融史上最大のリスクとして「コロナの終息」を上げる人々は多くなってきました。裁量的なマクロ経済政策の撤収はワクチン効果の浸透共に予見されて当然なものであり、財政政策に関しては徐々にその議論が始まるでしょう(既に米国の政策論壇ではそういった機運が高まっています)。
一方で、金融政策は撤収を口にするのも憚られる状況が続くはずです。1月議事要旨からもそれは明らかでした。しかし、市場参加者も愚かではなく、ワクチン接種回数と新規感染者並びに死亡者数のチャートは常にウォッチされています。公式に「終息」に至るのはだいぶ先でしょうが、このままいけば夏頃にはそれを期待する声も出てくる可能性はあります(医学的な見地からの議論はさておき、です)。アフターコロナが見えてくるという朗報によって株価が大きな調整を迎えることはありそうです。
とはいえ、所詮は低金利が23年末まで継続することは堅いですから「株の債券化」とも言える現状の株高は達観すれば続かざるを得ないと思います。それが健全か不健全かは別にして、運用者目線からは3万円だから手を止めるという話にはならないだろうなとは察します。Fedも株安を招くほどの金利上昇ならば容認はしないはずです。モラルハザードと言えばそれまでですが・・・
ご笑覧下さいませ。「最大のリスクはコロナ終息」
一般的には変な話だけど、株式市場の参加者がそのようにとらえるなら事実になる。
実際10年利回りも上昇傾向にあり、潮目の変化には敏感でいたい。こういう時、投資初心者がやってはいけないことは、市場を予測すること。
つみたてNISAなどでやっているなら、市場がどれだけ上がろうと、コロナ収束で大暴落が起きようと、何も変えずつみたて続けることが重要。気持ち的には「今は少し現金をためて暴落が来たら投資しよう」と思ってしまいますが、プロならともかく素人がそういう予測を立てると痛い目にあいます。