[ワシントン 17日 ロイター] - 米労働省が17日に発表した1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比1.3%上昇と、2009年12月以来の大幅な伸びとなった。モノとサービスがともに値を上げた。市場予想は0.4%上昇だった。

20年12月は0.3%上昇していた。

1月の前年同月比は1.7%上昇。市場予想は0.9%上昇だった。12月は0.8%上昇していた。

前月比の内訳は、サービスが1.3%上昇し、09年12月以来の大幅な伸びだった。PPI全体の上昇要因の3分の2を占めた。20年12月は0.1%下落していた。

モノは1月に1.4%上昇。12月は1.0%上昇していた。

変動の大きい食品・エネルギー・貿易サービスを除いたコア指数は前月比1.2%上昇した。12月は0.4%上昇だった。1月の前年同月比は2.0%上昇。12月は1.1%上昇していた。

エネルギーは5.1%上昇。12月は4.9%上昇だった。食品は1月に0.2%上昇した。モノのコア指数は0.8%上昇。

貿易・輸送・倉庫を除く最終需要サービスが1.4%上昇したことがサービス全体の値上がり要因の70%超を占めた。

医療費は1.2%上昇。ポートフォリオ管理費は9.4%急騰した。医療費とポートフォリオ管理費は米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安とするコア個人消費支出(PCE)価格指数に組み入れられる。