2021/3/9

【新聞記者】プロが使う「4つの型」で自動的に書く

NewsPicks エディター
【リード】
ビジネスパーソンは今、これまで以上に仕事の効率化を求められている。
働き方改革によって、限られた時間でビジネス文書を書かなくてはならない。しかも、リモートワークによるOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の減少で、上司から書き方を直接指導してもらえない。
そこで、速く、わかりやすく書くプロである新聞記者の書き方を座学で習得しよう。元日本経済新聞記者の松林薫さんが、すらすら書けるようになる様々な「型」を教える。
目次
  • 「速く書く」ニーズが増えている
  • 新聞社のノウハウを新人記者にどう教えるか
  • 書く前に「全体の設計図」を作る
  • 最初に「見出し」を決めろ
  • リード「5W1H」の公式
  • 段落内の文の並べ方「3つのパターン」
  • 本文の構成「4つの基本型」
  • ①逆三角形
  • ②三部構成
  • ③起承転結
  • ④起承展転結
  • 想定読者を明確にせよ
【起】

「速く書く」ニーズが増えている

──新聞記者は記事を書くスピードが速くないと務まりません。何か確立された方法があるのだろうと思っていました。その方法を松林さんは著書『迷わず書ける記者式文章術 プロが実践する4つのパターン』で公開しています。一般のビジネスパーソンに向けて教えていただけますか。
松林 この本は「記者式」とタイトルについていますが、元々ビジネスパーソン向けに作っています。報告書や提案書、企画書など幅広いビジネス文書に応用できます。