[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのアルトマイヤー経済相は16日、性急に国内経済を再開して新たな新型コロナウイルス感染拡大リスクにさらすべきではないとの認識を示した。

ビジネスロビー団体との会合を前に、「感染第3波に見舞われればビジネスは繁盛できない」と明言。多くの企業が現在のロックダウン(都市封鎖)措置の解除見通しを切望していることは把握しているとしながらも、ドイツは近隣国における新たな変異ウイルス懸念を警戒しているところだと説明した。

会合後には、再開の対象となる部門や条件などを巡り数日かけて各業界団体から意見を聞き、政府への提案書を取りまとめると表明した。ドイツのロックダウン措置は3月7日に期限を迎える。

企業に対する助成金の特例措置については、これまで対象外だった年間売上高75万ユーロ以上の企業も申請できるとした。