[ワシントン 16日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は16日、米金融情勢は現時点で「全般的に良好」との認識を示し、経済成長は中国を上回る可能性があるとの見方を示した。

ブラード総裁はCNBCのインタビューに対し、国内のインフレは「現時点で良好な状態」にあるとし、今年は上向く公算が大きいと予想。新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、昨年春のパニック的な状況は脱しており、パンデミック(世界的大流行)が収束すれば、米経済は勢いづく公算があると述べた。

暗号資産(仮想通貨)ビットコインが16日の取引で初めて5万ドル台に乗せたことについては、連邦準備理事会(FRB)の政策が仮想通貨価格の影響を受けることはないと述べた。

米ゲーム販売のゲームストップなどの銘柄に大幅な買いが入り株式市場のボラティリティーが高まったことについては、「プロセスの一環として、往々にして熱狂的な投機的な動きが出ることがある」と述べ、バブルではないとの見解を示した。