2021/2/18

【解説】いまさら聞けない「ゲームストップ騒動」のすべて

NewsPicks副編集長
ロビンフッドのCEOは、公聴会で何を語るのか。
2月18日(米国時間)、米下院金融サービス委員会に「ゲームストップ騒動」の当事者たちが招致され、事件の裏側を証言する。
1月末にアメリカで発生したゲームストップ騒動は、束になった個人投資家がヘッジファンドに巨額損失を出させて話題になった。
ゲーム販売小売業「ゲームストップ」の株価は、1カ月の間に20倍以上に跳ね上がり、空売りを仕掛けていたヘッジファンドの損失は70億ドル(約7300億円)以上にのぼるとされる。
また株価が暴騰する中で、株取引アプリのロビンフッドがゲームストップ株の取引制限を実施したことで、ユーザーや政治家から批判を浴びた。
3週間前に起こった出来事で、すでに各社が報じているが、登場プレーヤーの多さと複雑さから正確に内容を理解できていない人も少なくないだろう。
そこで公聴会を前に改めて騒動の経緯をまとめ、専門家とともに論点を整理する。現時点でのゲームストップ騒動の完全解説をお届けする。
(写真:NurPhoto/Gettyimages)

「ゲームストップ騒動」をおさらい