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曙ブレーキ、検査データを改ざん 11万4千件、2001年から

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  • ビジョンのない原価低減、工数低減、リードタイム短縮は

    ムダを省いているわけではなく、最も大切な人間の尊厳や正義を省いてしまう結果になるのかも、しれませんね。

    そしてそのすり減らしたコストは、顧客へ還元されます。

    個人的には、今後の透明性が増して行き、商品の安さの裏に隠れている悲しみを無くす会社から物を買いたいというリテラシーが社会に備わらない限り、この状況をひっくり返すのは結構難しいと思います。

    さらに、どんなスーパースターであったとしても、ビジョンなき世界の一工程となり、ビジョンなき自工程完結と、後工程はお客様を要求され続ければ、機械となるか、気を病むか、その世界を離れるか、を決意してしまうかもしれません。そんなの悲しすぎます。


    じゃあ構造が悪いから、他責思考のままでいいのかというと全くそうではないと思いますし、やれることはやりたいです。
    個人、企業でできることは、やはり、ビジョンの浸透だと思います。

    ビジョンは本当にないのかと考えた時に、世界の不確実性が高まる中、むりやり未来から導き出すのではなく

    我々はどこからきたのか、原点に立ち返ることが必要かと考えます。

    day one の考えと、Dont be evil を参考にし、過去の先輩たちの偉業へ感謝をし、今この瞬間の我々は技術にさらに磨きをかけ、未来の仲間へ最高のバトンを渡せるよう、有機的に繋がりながら、社会、社員、事業へ豊かさを還元できる概念でありたいと思います。

    とんでもなく難しいと思いますが、気づいているならやるしかないですよね笑笑


注目のコメント

  • Independent Thinker フリー • 元自動運転用高精度地図プロジェクトリーダー

    ブレーキ業界で2008年から8年働いた上でコメントさせて頂きます。

    - 日本市場と北米市場で曙以上に信頼されているブレーキパッドメーカーはなかった
    - ブレーキパッドの製造プロセスは工場内の温度湿度管理などで、本業がやってる人もコントロールしきれない化学製品。
    -JD Powerの初期品質調査でも、車の騒音などで問題があればメーカーはすごく気にしますので、ブレーキパッドは完成車メーカーの受け入れチェックだけでなく、市場のフィードバックも多数受けているもの

    詳細わからないけれど、完成車メーカーが大丈夫とコメント出せるのだから出荷済みの部品の品質に問題はないと思う。

    けれど、検査工程で不正を許すのは大変な問題。

    再生を請け負った宮地社長をは競合のTMD, Tier1のボッシュで業界を知り尽くしている方、他にも有能な外部人材を取り入れているなので、今後の改善に期待できるとも思います。

    しかし、ブレーキ(足回り)は日立がCBIと日信を吸収して(個人的には日立は自動車産業からそのうち離れると予想してました…)市場シェアが高くなり、再建中の曙、回生協調ブレーキの先行をいかせなかったアドヴィクスがドイツ3メガサプライヤーと韓国マンドとヒュンダイモービスにどう挑むのか…
    ZFにブレーキ事業を売却してVeoneerは撤退、集約は今後も進むはず。


  • 株式会社Pros Cons 代表取締役

    まず、記事を素直に読むとミスリードしそうだが、カーメーカー向けの定期報告に関するデータの修正や過去データ流用の事案であり、日常検査の改ざんでは無い点は注意が必要だと思う。

    以下、引用は報告書より。

    >「なお、アフターマーケット用ブレーキ製品~は対象となっておりません。」p.14
    >「当社は、お客様から指定された定期検査のほかに、当社が出荷する製品の品質を保証する目的で製造工程において日常検査を実施しています。」p.21

    "不正はいけない"と切り捨てるのはたやすいが、日本の製造業の品質管理のリアルをよく表している一件なのではないだろうか。

    一般的に、検査水準には下方硬直性があり、検査はコストセンターとみなされる。
    「検査水準は落とせないが、コストを落とせ」「1秒でも早くやれ。」「なぜ、バラツキがでる。4Mで考えろ」「5why考えろ、それがカイゼンだ。」こういった号令のもと、QC、TPS活動がどんどん進んでいき、管理数値やカイゼンの水準が高まっていく。
    検査水準の低下につながるから「この検査はムダだ」と言い出せず、検査精度を100%に近づけるほどコストは高まるが、コストセンターには充分な投資はできない。
    改ざんしたのも過去データを流用したのも、もうどうしようもない所まで行き着いた結果なのではないか。

    世界を席巻したかつてのお家芸が失われた何十年を通じ呪縛と化し、皮肉なことに品質の足を引っ張ってしまっている姿が今回の事案のように思えてならない。

    報告書からは、品質に対する強い思いの一方で、現場に依存し、コントロールができていない様子が伺える。

    >「なお、当社は従前より、製品の性能を十分余裕を持ったレベルに設定し開発生産しており~」p.3
    >「なお、当社は、社内管理のため、お客様指定管理値よりも厳しめの社内管理値を定めて、~」p.13
    >「固定された従業員が長年にわたり担当し、上長や他の従業員がその業務内容をほとんど知らない状況が生じ~」p.15
    >「各製造拠点では業績を重視した生産の合理化により指定検査に必要な人員・工数を削減することもあった。」p.15

    色々と対策が列挙されているが、「(3) 検査内容・検査項目の見直し」が一番今後のために効くのではないかと思う。そもそも検査とは何で、何のために行うのか。こういった姿勢が本来のカイゼンなのだろう。


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    スタートアップ経営/シニフィアン共同代表

    詳細は知りませんが、悲しい事実です。曙ブレーキは日米を主力市場とし、トヨタ、日産、GM、ホンダを含む大手自動車メーカーを顧客に持つメーカーです。これだけ聞くと、優良企業に聞こえますが、実態は自動車産業の構造の中で市場シェア3位でも時価総額220億円程度にとどまり(v.s.テスラ80兆円、トヨタ27兆円)、長引く経営不振から2年前に私的整理をするに至っていました。

    そんな中で発覚した今回の事件。2001年からというと、当時から厳しい競争にさらされていた何らかの背景が透けて見えます。

    改ざんは決して許されることではありませんが、果たしてこれがガバナンスの問題だけで防げたのか。同時に業界構造のあり方も見直して行かなければいけない気がします。


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