芦屋の超高級住宅街「六麓荘町」を知ってる?その景観を守る町内会の取り組みとは
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注目のコメント
凄いですね。地区計画も建築協定もあり、景観を縛るための広告物条例まで。
◆六麓荘町地区計画
→ 建築基準法+都市計画法に基づく。
→ 建築協定より強制力が強く、緑化率や用途等も定める。
https://www.city.ashiya.lg.jp/toshikeikaku/rokufumotoshou.html
◆六麓荘町建築協定
→ 建築基準法に基づく。
→ 最低敷地面積等の建築条件の定め。
https://www.city.ashiya.lg.jp/toshikeikaku/documents/rokurokukyotei.pdf
◆芦屋市屋外広告物条例
→ 屋外広告物法に基づく。
https://www.city.ashiya.lg.jp/toshikeikaku/koukoku/documents/okugaikoukokubutujourei.pdf
さて、上記の縛りを設けることにより良好な景観を維持する仕組みですが、当然デメリットもあります。記事ではメリットが触れられていますので、コメントではデメリットを。前提として、ここまでの美しい町並みを作られた方々の努力には大いにリスペクトしております。
① そもそも良好な景観維持にはコストがかかる
・石垣や生け垣は美しいですが、維持管理費が大きくなります。
・自然素材は美しいのですが高いのです。
② マーケット等の状況変化への対応が難しい
・条例の変更には全員の同意が必要となり、往々にして困難です。
・他地区ですが、敷地条件がネックになり売り出せなくなってしまう事例も散見されます。
・多くの住宅地はほぼ単一の世代にて住人が構成されます。これが、一律に高齢化した際に度々問題が生じます。例えば、運営組織を担えるリーダーシップ人材の不足、再販されず空き家の増加等。
③ 住人全体でのコンセンサス形成が困難
・屋根や外壁などの大規模修繕も全体で行う必要があり、住人同士で足並みをそろえる必要が生じます。
・②と関連しますが、条例変更や大規模修繕の出費等において、基本的には全員の同意を取り付ける必要があります。