2021/2/17

【完全解説】コロナバブルの「終わり」はこうして見抜け

NewsPicks編集部
日経平均株価が、ついに3万円を突破した。アメリカのダウ平均株価も史上最高値を更新し続けている。
値上がりを続けているのは株だけではない。代表的な仮想通貨(暗号資産)であるビットコインも5万ドルを突破し、半年間で4倍以上の暴騰を見せている。
コロナ禍による全世界的な経済対策がもたらしたマーケットの熱狂。この現象を、一部の識者は「コロナバブル」と評する。
しかし言うまでもなく、小売、飲食といったセクターは苦境に立たされている。実体経済と乖離して、一本調子に上がっていくマーケットに対して、警戒する声も聞こえる。
今後、マーケットはどうなるのか。東短リサーチの加藤出・チーフエコノミストが分析する。
加藤 出(かとう・いずる)
1965年山形県生まれ。横浜国立大学卒業後、東京短資入社。2002年東短リサーチ取締役、13年2月同社代表取締役社長に就任。著書に『デジタル化する世界と金融―北欧のIT政策とポストコロナの日本への教訓』(きんざい、共著)などがある