豊田中央研、D―Waveの量子コンピューターで信号機群の最適化に成功
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注目のコメント
場所よっては、わざと交通流を悪くする信号パターンを採用していると思います。例えば深夜。幹線道路に赤で何台も停めさせて、生活道路の青には車が通らない。
走らなければ、事故は起こらない
あまり、動くな、この道路で
どうせルール100%遵守は出来ないんだろう
スムーズに安全に移動楽しめる日を切望します。
こうした技術が社会の悲しみを 解決するきっかけとなってくれると希望します。
それにしても、1割ほどしか改善できないんですね。
信号現示が多いケースで 動的な信号制御が活きるとすれば、シミュレーションモデルを格子状ではなく、都市道路ネットワークにすれば、もっと良い数字を出せそうな気もします。
その他、歩行者やアイドリングストップなど「もたつく」インパクトは小さくないと思いますので、NETSTREAMの様なマクロシミュレーターに 加減速のミクロ要素を更に追加し、都市ネットワークで信号制御の評価・改善ができると、スマートシティのレベルアップ活動にもつながると思いました。
あと、評価を「流れやすさ」だけでなく、「旅行時間のバラつき」を加えて、そのメリットも見てみたいです。都心では雨降っただけで旅行時間がかなり延びると聞いたことがありますが、信号のダイナミック制御がバラつきを減らせるとなれば、物流のムダを相当改善できると思います。
許されないかもしれませんが、部分最適が追求できて、他のとばっちりをなるべく小さくする、部分最適を享受する台数を増やすアプローチの改善モデルも必要とされるでしょうか。
拡大解釈して、信号を使って ERP(都心課金)化・解除やETC(有料道路)化・解除のダイナミックプライシングも楽しそうです。D-Waveは汎用量子コンピュータではなく、量子アニーリングを利用した量子アニーラーだったと記憶しています。
主に組み合わせ最適化を解くのに適していると言われ、組み合わせ最適化は組み合わせ数の増大にともなって指数関数的に計算量が増大するため、従来型コンピュータが苦手とする問題です。
実際にどんな問題を解いたのか分からないですが、50×50というと大したことがないように見えますが、指数関数の世界ではメチャクチャな計算量なのだと思います。
記事の文脈からすると、都市全体の交通状態を監視して信号をすべて制御すると読めますが、これは、常時量子計算を行うということでしょうか。
それとも、シミュレーションで見つけた解を使って都市全体を監視するのでしょうか。
常に量子計算を行うのは現実的でないですが、後者の方法で使えるなら意義は大きいと思います。50x50の最適化で10%程度の改善。
量子コンピュータでも、今はこのパフォーマンスが限界なんですね。
これを見ると、街全体で最適化する意義を流れやすさ以外に求めた方が良いように感じます。