なぜアジア人と欧米人でマスクへの意識が違うのか 専門家が教える、その科学的裏付け
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海外駐在や外資系企業で長く働いた経験からすると、マスクに対する抵抗感として欧米の友人・同僚が以前よく挙げていたのが「強盗など、犯罪者であるように見える」「重篤な病気を抱えているように見える」というものでした。
ですが昨今は大分意識も変わりました。感染防止におけるマスクの有効性が認知されたのはもちろんですが、ハイブランドやスポーツブランドがファッショナブルなマスクを販売していることもあり、抵抗感はかなり薄れてきたと思います。サングラスをし続けている人になぜ日本人が落ち着かない気持ちを抱くのか。ここに、「欧米人のマスクへの心理的抵抗感」を読み解くヒントがあります。意思を伝えるときに目元を使う文化と、口元を使う文化の違い。最近注目を集めている「顔・身体学」領域代表の山口真美さんに聞いた、「マスクの深い話
」です。