ファイザーのワクチン、日本に到着
関係者によると、新型コロナウイルス用の米製薬大手ファイザー製のワクチンが12日、航空便で日本に到着した。新型コロナのワクチンが国内に届くのは初めて。厚生労働省の承認手続きを経て、来週以降、医療従事者向けの接種が始まる。
ファイザーが製造拠点を置くベルギーから、全日空の貨物便で12日午前10時半ごろに成田空港に到着した。極低温の保管状態を維持したまま、接種の場となる医療機関などに運ばれる。
政府はファイザーとの間で2021年中に1億4400万回(7200万人)分の供給契約を結んでいる。ワクチンは12日の厚労省の専門部会で安全性や有効性が議論され、承認が認められる見通し。承認されれば2月中旬から医療従事者向けの接種が始まり、4月以降に高齢者を対象とした接種が進む。さらに基礎疾患のある人などへの接種の後、一般向けの接種が行われる。
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