[11日 ロイター] - 米ゲーム販売のゲームストップがオンライン掲示板「レディット」での呼び掛けによる株価急騰時に株式売却を検討したものの、規制上の制限を理由に断念していたことが、事情に詳しい関係者3人の話で分かった。

同社の時価総額は個人投資家による熱狂的な取引により1月11日の14億ドルから28日には337億ドルへと大幅に増加。関係者によると、その際に株式売却が検討されたが、業績に関する最新情報を公表していなかったため、米金融規制の下で株式売却が制限されると判断したという。

米証券取引委員会(SEC)は株式売却時に業績などの情報を公開するよう企業に求めている。関係者は、ゲームストップは第4・四半期決算(1月末まで)の発表に向けた準備を開始していたが、発表予定日は数週間先だったとした。