2021.02.11
# 大富豪

最新版「世界の金持ち」ランキング…これから“大富豪”になれる「意外な産業」がわかった!

「富豪ランキング」からわかること

先日、イーロン・マスクがアマゾン創業者のジェフ・ベゾスを抜いて世界一の大富豪となったというニュースが報じられました。

世界の長者番付が大々的に発表されるようになって、すでに30年以上が経過していますが、長者番付からはグローバルの産業シフトを垣間見ることができます。これを紐解けば、イーロン・マスクの「次」の大富豪も見えてきます。

世界一の大富豪となったイーロン・マスク photo/gettyimages
 

今回、イーロン・マスクが世界一の大富豪となった最大の原動力はEV世界最大手のテスラの株価急騰です。

イーロン・マスクはテスラの最大株主で約20%を所有していますが、テスラの株価は2020年に約8倍となり、コロナ禍をものともせず同年で最も資産額を増やした人物ともなりました。既存の内燃自動車メーカーとの時価総額との比較でいうと20年1月にフォルクスワーゲン(VW)を逆転し、さらに同7月にトヨタをも抜き去り自動車メーカーとして時価総額が世界一となりました。

今年に入ってからもテスラの株価はさらに続伸し、時価総額は約8,000億ドル(約83兆円)と日米欧の自動車大手6社(トヨタ/ホンダ/GM/Ford/FCA/VW)の合計をも超えています。テスラの株価の急騰は昨年だけではなく、10年7月の上場価格からは250倍以上、19年の底値からも20倍以上となっています。テスラ株に投資していただけでミリオネア(金融資産100万ドル以上)となる個人投資家も数多く誕生し、「テスラネア」と呼ばれています。

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