「15分以内の配達」で激戦する欧州フードデリバリー企業
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15分で配達と言うのは確かに魅力的ではあるが、注文を受けてから作り、配達するとすれば15分と言うのはあまりに短すぎる。つまり既に出来上がっている食べ物を機械的に配達すると言うことになりかねない。
そこにニーズがあるかどうかは甚だ疑問。だったら少し歩いて近所のコンビニに行ってお弁当を買ってしまうと言う人が多いのではないか。
お店で出してくれるような食べ物をきれいな状態で届けていただく。その際時間がしっかり読める、というのがユーザーが求めるフードデリバリーのこれからのあり方なのではないか?以前時間帯別注文率を分析したことがあるのですが、30分の壁は確実にあり、早いに越したことはない領域でした。売上拡大にはエリア拡張したくなりますが、同時に狭商圏での注文密度も重要なのが大変です。
こうした記事を読むと、いかにも欧州全体でフードデリバリーが激戦であるように錯覚してしまいます。
いっぽうボクの住むイタリアの街は県庁所在地にもかかわらず、いまだUber eatsがありません。アプリに「まもなくご利用いただけます」が表示されて幾年月。今日もそのままでした。
そうしたサービスを潤沢な選択肢から選べるのは、一部大都市圏住民の話。ちなみに都市人口が国全体の人口に占める割合が10%を超えるのは、欧州ではパリとロンドンのみです。
フードデリバリーだけでなく、ライドシェア、EV化、果てはワクチン行政まで、欧州をまとめて語るような記事には注意が必要です。ましてや「欧米は〜」というコメントは要注意。