メトロポリタン美術館がコレクション売却を検討。コロナによる財政難のため
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美術品・芸術家には、古来より「パトロン」という存在が不可欠なのかも知れません。パブリックな美術館がコレクションを充実することができたのは、いわば「公」が市民向けのサービスの一環として資金を提供した=パトロンになったともいえますが、「公」が運営資金難、でも所蔵品をキープしたいということであれば、第三者に売却しても「公開権」とか「展示権」を所有できるシステムを作り出せないかな?とも考えたりします。当然、購買者に対しても、それなりの見返りが必要となるでしょうが、物的なものではなく「名誉」などの精神的なものではダメなんでしょうかね。
注目のコメント
アートは売却した時に、個人のコレクションになってしまうと一般の人が見れなくなってしまったり、転売でどこかに売られてしまう危険性があるかと思います。売却せずに、所有権をキープしたまま信用できる相手だけにリースして、事業が賄える土壌ができれば、一つの解決策になるかと思います。
1億5000万ドルの資金不足とはすごい規模。客足が途絶えても巨大な建物とコレクションのメンテナンスにもかなりの額がかかるでしょうし、固定費はほぼ変わらないのかと。そこでコレクション売却を考慮するのは自然の流れとはいえ、きっと一つ一つが大切な財産。資金繰りが上手くいったとしても、関係者は胸が痛いでしょうね…。
MET ガラも(衣裳部門の)ファンドレイジングとして多大な貢献をしていたはずですが、昨年はこれもなくなった。今年も難しそう。相当苦境にあると拝察します。
売却後もコミュニケーションをとれること、と条件をつけて売却するのも一つの方法かと思います。テーマに沿った展覧会をおこなうときに、その売却主から借りてくるということができるならば、一般人が作品を見る機会は保たれる。苦肉の策かとは思いますが。