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能力主義の組織では、有能な社員はやがて無能な管理職になるしかないというピーターの(うっかり創設してしまった)法則から逃れるには、プルチーノによるシミュレーション結果によれば、

・最も優秀な者と最も無能な者を交互に昇進させる方法
・無作為に選ばれた者を昇進させる方法

のどちらかが、最も組織の効率を高くするという。


Pluchino, Alessandro; Rapisarda, Andrea; Garofalo, Cesare (2010). “The Peter Principle Revisited: A Computational Study”. Physica a 389 (2010) 467.
マネジメント人材はそもそも存在していないという御指摘、まさにそのとおりだと思ってます。

マネージャーが処遇なので、マネジメント能力を育てていないにも関わらずマネージャーに据えられています。昇任前や階層別研修でマネジメントの講義はあっても、マネジメントは実践なので講義受けて身につくようなスキルではありません。曽和さんが指摘するように反復しなければ身につきません。

今までも組織にマネジメントが存在していないのだとすれば、組織の存在意義、特に中間管理職の意義に関わる問題になります。ありのままを活かしたり、パーソナリティを可視化したりすると、組織の在り方も変わらざるを得ません。組織の在り方に着手しなければ、この課題の克服は難しいと考えます。
マネジャーのマネジメント力向上の努力は必要ですが、すぐには成果は出ません。マネジメント力がなくとも、回る組織を作る努力の方が早い、というお話です。
"個人の力を高めることだけに頼るのではなく、人間関係の精査や人事制度や組織構造など、仕組みを良いものにする"

マネージャーは役割のひとつ。マネジメント研修という名の指揮命令系統にハマる人材かをふるいにかける研修を目の当たりにしたことがありますが、組織の仕組みが脆弱であれば、たしかに機能せずに崩壊していきますね、、
マネジメント能力がなくても回る組織が理想だと思います。

一人ひとりが自己管理と情報伝達が完璧にでき、評価には客観的な基準があるか、もしくは全員横並び。
プロジェクト毎にクラウドファンディング的にリソースが割り当てられて物事が進行していく。

そんな組織が理想な気がしますが……。

バスケットでは、予め動きを決めておくセットプレーと、簡単なルールだけ決めて相手の動きに合わせて変化して動くモーションオフェンスがあります。

まるで、鳥や虫の群れのように分散コンピューティングをする組織はどうやったらできるのでしょうか。
マネジメントは能力ではなくスキルであり、学ぶことで誰もができることだと考えています。