[上海 9日 ロイター] - 中国の政府系シンクタンク、中国情報通信研究院(CAICT)の発表によると、2021年1月の中国のスマートフォン出荷台数は前年比2倍近くに増加した。新型コロナウイルス危機を受けた落ち込みから大きく回復した。

1月のスマホ出荷台数は3960万台と、前年同期の2040万台から94.3%増加し、19年1月の3210万台も上回った。

中国のスマホ市場は昨年、新型コロナ感染拡大を受けたサプライチェーン(供給網)の混乱や消費の落ち込みの打撃を受けたが、国内経済の回復に伴い持ち直した。

アナリストは、21年も中国のスマホ販売の回復を見込んでいる。ただ、華為技術(ファーウェイ)への米国の制裁が全体の出荷台数に影響を及ぼす可能性があると指摘する。

調査会社カナリスによると、2020年第4・四半期のファーウェイの国内出荷台数は44%減少した。