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マネーストック増加の理由として、家計が支出を抑制したことや、企業が手元資金を手厚くしていることが指摘されていますが、とても違和感があります。
むしろ、政府・日銀のコロナ対応により銀行等の貸出が増えていることや、財政赤字が拡大していることが主因でしょう。
昨年11月、12月の伸びもそれぞれ過去最高でしたから、増加ペースが加速しているようですね。(@@。
それにしても『「現金通貨」は5.7%増の110兆5千億円だった』というのは物凄い。100万円の札束の厚さは約1センチですから、計算が違っていなければ、110兆円を1万円札で積み上げたら実に1,100キロで、東京から西に向かえば長崎から五島列島を超えて更に先まで行きそうです。低金利を利してタンス預金が急増しているとしたら、相続税を巡る税務署との駆け引きが物凄いことになりそうな (・・;
2013年4月に異次元緩和が始まって、マネタリーベースが急速に増え続けた2017年半ばくらいまで、マネタリーベースの増加の割にマネーストックの増加はゆっくりでした。ところが新型コロナウイルス対応のマネタリーベースの増加局面では、マネタリーベースの増加に合わせてマネーストックが大きく増加しています。
マネタリーベースを増やせばマネーストックが増えてインフレになって経済が活性化する、というのが当初のシナリオでしたが残ながらそうはならず、新型コロナウイルスで後ろ向きの資金需要が増えてようやくマネタリーベースの増加に合わせてマネーストックが増えた形です。マネーストックの増加はマネタリーベースの増加で起きるのでなく、企業の資金需要に応じて起きるということが何となく見えて来たわけですが、その資金需要が後ろ向きのものだったことが残念です。(^^;
経済が回っていない中で、マネーストックが増えている。ということは、その両者の比である貨幣の所得速度(流通速度:名目GDP/マネーストック)が、新型コロナ感染拡大以降急落していることを意味する。わが国では、貨幣の所得速度は1980年代以降下がり続けており、今や史上最低水準である。

今後は、その水準が、持続的かどうかが問われる。さすがにその史上最低水準が異常であるなら、貨幣の所得速度は(コロナ収束を契機に?)上昇に転じる可能性がある。そのとき、実質GDPの増加よりも早く貨幣の所得速度が上昇(それだけ市中で通貨の取引額が増加)すれば、まさに(緩やかであれ)インフレになる。