千代田化工、カタールのLNG輸出基地で設計・調達・建設を受注
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日本は世界最大のLNG輸入大国であるとともに記事にある液化の基地やLNG船などの分野でも強い。
LNGの生産は昨年から海外で不具合が発生しているプラントもあり日本へのガス供給にも影響しているので輸入国の日本にとってもしっかりとした技術を基に生産して欲しい分野です。
一方でカーボンニュートラルの流れからは業界の動向が心配されますがLNGは石炭や原油よりもCO2排出が少ないので途上国を中心にニーズ自体はあります。だれも千代田を擁護しないので擁護しておくと、想像ですが契約形態は恐らくコンソで財布は別。千代田は基本設計(恐らく工事設計は含まない、3Dモデルはどうするのか知らんが)と主要品の調達業務。なので受注規模はゴールデンパスLNGより少し大きいくらいだと思われます。
千代田は設計+調達に役務を絞っているのでリスクは限定的、なので大きな損失が出る可能性は低いかな。というか、これで損失出すなら何もできないと思う。最近のカタール事情詳しくありませんが、2022年のW杯に向けて工事は恐らく多くて、かつコロナの影響もあるので、労務費の先行きは正直不透明(ネパール人のワーカーとか入国できんのかな)。工事を引き受けたテクニップのほうが気になります。
千代田的にはゴールデンパスLNGが受注リリース出てから2年。上流プロセス設計者はヒマになってきたはずなので、恐らくそのままスライド当番でしょう。お客さんもQPで同じですし。また、きっとQPは金払いは良さそうなのでプロジェクトキャッシュフローが苦しくて経営が悪化するリスクも少ないと思います。また、継続的な案件受注はワークロードの平準化に繋がるので経営企画的にも嬉しい。
ちなみに金払いが悪い客に当たると営業担当は悲惨です。