埼玉、11人がコロナ変異株感染 10歳未満が6人、同一施設
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英国変異株が埼玉県で11例報告されました。クラスターということで、これがどれほど周囲に拡散するのか注意が必要です。
英国からの報告では、英国変異株は1.7倍程度感染が広がりやすい事が報告されており、濃厚接触者等への繋がりを把握し、如何に封じ込められるかが重要なポイントになります。英国では、変異株が発生してからすぐに英国全土に広がってしまい、未だに抑えられていません。
英国保健省の最新の報告では、英国変異株は、感染力に加え、重症化にも寄与している可能性が指摘されています。ワクチンには影響ない事が知られており、ここでしっかりと抑え、ワクチン接種を迎えたいところです。11人のうち1人は、今月3日に変異ウイルス感染が確認された男性と同居する家族だということです。
この施設をめぐっては、他にも従業員など61人の濃厚接触者が確認されています。
今のところ、変異ウイルスも対処、感染防止対策は同じですが、感染の強さ、スピードが早いと思われ、注意が必要です。感染経路が不明な変異株の報告が散発していることから、今回の事例以外にも既にある程度、変異株が広まっていると考えるのが妥当です。今現在、病院などで行っている一般的なPCR検査では変異株かどうかまで判断できず、どれほど広がっているか判断するのは難しい状況です。
変異株が脅威になるかどうかは、①人から人への感染のしやすさ、②感染した場合の重症化のしやすさ、の2つの軸で判断します。イギリスの変異株は感染のしやすさが5~7割増加することが報告されています。重症化に関してもある程度上昇するという報告もありますが、はっきりとはわかっていません。これらの要素は「人々がどのように行動するか」「どういう人たちの間で感染が広まるか」によって大きく影響を受けるため、純粋なウイルスの性質の変化だけでは判断しにくい、という事情もあります。
なお、イギリスのコロナの新規感染者数はロックダウンによりピーク時の3分の1程度まで抑えられおり、これまでと同様の対応が変異株にも有効であることが示唆されています。