町工場から世界最高の製品を。世界トップクラスの仕組みづくり。
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注目のコメント
海外での売り上げとか認知度ってどうなんですかね?世界トップレベルの商品は世界でもっと売れても良いかもしれません。
Netflixで人気のChef’s Table 出演のシェフも褒めてくれているご様子。
https://youtu.be/7BJ9ZSLhnNw
YouTubeの動画はあまり力を入れていないみたい。創業は1936年、繊維機械を作る会社として創業されました。繊維産業の斜陽化とともに、工業製品の下請けに転換していました。
3K職場の鋳物産業は景気後退とともに、零細企業は廃業していく状況にありました。愛知ドビーも2001年に兄の土方邦裕氏(現社長)が入社した時は、社員15名の零細企業でした。2006年に弟の智晴氏(現副社長)が、窮状を救うべく入社したわけですが、智晴氏が下請けから脱却し、世界に通用する技術を磨き、ブランドを作るために選んだのが、「ホーロー鍋」です。
職人として腕を磨きながら、1万個もの試作を経て、ようやく完成た「ホーロー鍋」の出来上がりが、素晴らしく、世界に認められました。
鋳造は僅かな温度、時間などで品質が変わるだけに、1万個の試作もうなずけます。
試作の果てに、世界に誇れるホーロー鍋が完成し、世界で唯一愛知ドビーだけが作れる鍋となったのです。それを大量生産するわけですから、確かに仕組みは重要です。
愛知ドビーのホーロー鍋は、グッドデザイン賞などいくつも賞を受賞しています。鋳物現場で悪戦苦闘しながら、ただひたすら、美味しい料理を作る楽しさを届けたいという思いが、明日潰れるかもしれない町工場を世界に知られるブランドにしたことは、愛知ドビーの物語だと思っています。
結局鍋を作っているんではないんですね、創っているのは「美味しい料理を作る喜びと家族で食べる幸せ」なんです。
モノづくりとは、本来言われたものを作ることではなくて、人に幸せをたくさん創ることだと、愛知ドビーの復活に改めて思うことです。
◉企業見聞録(中日新聞)
https://hotweb.chunichi.co.jp/yurina/201708.html個人的にもコロナ禍に就職活動していて、自分にとって大都市で働くことがどれだけ優先度が高いのか、考え直すきっかけになりました。
記事にもあった「今後も、名古屋を拠点でビジネスを続ける」という言葉が印象的でした。どこでも働ける組織をつくり、チームで協業しやすい環境を追求することが、結果としていいものづくりに繋がると気づかされました。
自分なりに心地よく働ける環境がどこなのか、広い視野で探してみたいと感じました。サービスを生み出す側のコンディションが整っていれば、おのずといいものが生み出せそうですね。