この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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電極塗布装置と計測装置が柱。独自技術による製造工程革新を標榜。搬送制御も得意。海外開拓
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商売の仕方はいくらでも工夫できるなぁ。
【抜粋】
あるとき小学校の授業で、こんなことがあったそうです。
小学3年生のクラスで、先生が子供たちに、「みなさんの好きなパンは何ですか?」と聞いた。
「メロンパン!」
「あんパン!」
という声があがるなかで、
「考えた人すごいわ」
と言った子がいたという。
この話を聞いて、嬉しくなってしまいました。
HIU会員が立ち上げたパン業態は「小麦の奴隷」
https://www.komuginodorei-fc.com
記事中の「振り切らないといけない」、その通りだと共感します。大きな成果を出す時は、振り切って大胆かつ慎重に最後まで諦めずやり続けることだなと痛感します。
最初はこのタイトルで、いきなり商店街に、または住宅街に現れて驚きました。看板だけでは、何屋さんなのかわからず、昨年はコロナ禍ピークで、家族で、そもそも何屋さんなのかで、話題になったほどです。
確かにパン屋さんのフランス語や英語は覚えられないけれども、このインパクトは覚えますね。または覚えていなくても、あのインパクト強いパン屋さんあるでしょ?と言えば、大抵の街の人は話が通じます。
そして買ってみると、看板のイメージとは違い、今度はそもそもの素材のお話、例えばバターとか砂糖、小麦粉のお話が丁寧に書かれており、品そのものに対する興味がわくのですよね。
インパクトを与え、品の品質でまた興味を持つことになり、顧客を惹きつける戦略としても面白いなと思いました。
看板の名前と、お店の奇抜なカラーとは、商店は素朴で、またギャップが商品にあるところも、気になる要素なのかなと。
---
街を歩いていて、巨大な明朝体の文字が目に飛び込んできたことはないだろうか。「考えた人すごいわ」「告白はママから」「あせる王様」「並んで歯磨き」……。
店の看板のようだが、これは店名なのか? それとも何かのメッセージ? しかも周囲には行列ができている。
「これ何?」「パン屋さんだって」「うそぉ!」
こんな戸惑いと驚きを日本全国で勃発させているのが、ベーカリープロデューサーの岸本拓也氏だ。
冒頭に挙げたのは、すべて彼がプロデュースした高級食パン店の名前である。パンという身近な食品の買い物を、エンターテインメント体験に変えた岸本氏とは、いったいどんな人物なのか。その正体に迫る。(全7回)
■第1回 変な名前の高級食パン屋をプロデュースする男の正体
■第2回 難しいものより、わかりやすいものが売れる
■第3回 外資系ホテルを辞めて、パン屋を始めた理由
■第4回 商売の危機「3日、3月、3年」の壁がやってきた
■第5回 技術やプライドは邪魔。お客さんと地域の役に立つ店
■第6回 高級食パン専門店は一般のパン屋と戦ってはいけない
■第7回 変わった店名のつけ方と「三等地戦略」
パンは老若男女誰にでも楽しめる味になっていて、「甘くて柔らかい」。この老若男女誰にでも楽しめるのが一般的なパン屋さんでパンを買わないお客さんにまで広がっているのですよね。
変な名前の裏には,一度食べてもらいさえすれば...という味に対する自信が見えてきます.
店舗によって違うかとは思うのですが,うちの近所の店舗は,そこでパンを作っていません.本店(?)で作ったものを朝イチで運んできているようです.なので,店舗スペースはほぼパン置き場,という感じです.
このあたりに,このハイペースでパン屋を新規オープンできる秘密が隠れているのではと,明日以降が楽しみです.
「知らない」=「存在しない」のと同じくらい、
知ってもらうことが大切だなとつくづく思っていたところで、
強烈なパン屋さんの名前に惹かれてこの岸本さんの記事を
最後まで勢いよく読みました。これからお店を立ち上げる人、必読。
「変わった店名をつけるのは、とにかくお客さんに知ってもらって、覚えてもらうため。」
そうそう、自分たちが思ってる以上にお客様には自分たちのことは伝わってないのです。
そして、「英語やフランス語の店名はおしゃれだが覚えられない」も正しい。
今日も仕事先で、ちょうどフランス語のパン屋さんの名前が出て来ず、
「なんだっけ、あそこの通り沿いのパン屋さん、、」という会話を
ひとしきりしていたところでした。
岸本さんの思考は、ブランド作りの大切なヒントが散りばめられている。
そして、知ってもらった後、愛されるかどうかは、ブランドの底力次第。
知らない人が見たら、なんのリストと思うでしょう。
去年1年で133店舗を開いたとは...。