この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
この連載の記事一覧

【今村久美】カタリバが、あえて「全国に拠点を作らない」理由
NewsPicks編集部 169Picks

【今村久美】行政の手が届かない家庭は、子ども支援のDXで救う
NewsPicks編集部 118Picks

【今村久美】災害時に必要なのは「物資の支援」だけじゃない
NewsPicks編集部 82Picks

【今村久美】日本が失いかけた「大切なもの」は、被災地にあった
NewsPicks編集部 106Picks

【今村久美】学校と手を組み、教育の「ポジティブな代案」を
NewsPicks編集部 135Picks

【今村久美】絶望する若者に「学び合いの場」を提供したい
NewsPicks編集部 188Picks

【新】今の日本を分断しているのは「目に見えない格差」だ
NewsPicks編集部 488Picks

【木村光希】「お別れの質の追求」に終わりはない
NewsPicks編集部 54Picks

【木村光希】社員からの大反発を招いた「葬儀会社の組織化」
NewsPicks編集部 70Picks

【木村光希】もし、自分の余命が「半年」しかなかったら?
NewsPicks編集部 173Picks
アメリカの政府系研究支援組織のNSF(National Science Foundation)というところが「金のガチョウ賞」(Golden Goose Award)というのを出しています。はじめはなんの役にたつのかわからなくても人類に(というかアメリカの納税者に!)貢献することになった研究を表彰する賞で、このシリーズに登場するマッチング理論のロス達やオーク
ションデザインのミルグロム達も選ばれています。 https://en.wikipedia.org/wiki/Golden_Goose_Award
インタビューでも言いましたが、研究が花開くのには時間がかかりますが、良い研究は社会に大きなプラスのインパクトをもたらすことがよくあります。日本において研究者への目は昨今厳しいものがありますが、ぜひ暖かい目でサポートお願いいたします。
追記:写真が凍てつく波動出してるゾーマみたい(ドラクエ3世代)
FYI、授賞式には12人招待できるみたいですよ!あ、もちろん僕を呼んでほしいなんてわけじゃないです、あくまでFYI笑
---
2020年9月、東京大学にマーケットデザインセンター(UTMD)が設立された。所長に就任したのが、気鋭の経済学者・小島武仁氏だ。
人と人、人とモノ・サービスの最適な組み合わせを実現する方法・制度設計を研究し、社会実装につなげる「マーケットデザイン」は、近年の経済学で注目されている分野。2020年のノーベル経済学賞が、マーケットデザインの一領域の研究者に授与されたことは記憶に新しい。
小島氏は東京大学経済学部を総代で卒業後、米ハーバード大学院、スタンフォード大学でノーベル経済学賞受賞者らに教えを受け、共に研究活動を行ってきた。自身も国際的に高く評価され、スタンフォードでテニュア(終身雇用資格)を得ながらも、母校の東大に拠点を移し、日本での研究活動、人材育成、社会課題への取り組みに意欲を燃やす。
小島氏の研究者としての歩みを追いながら、師の教えや自身の哲学を聞いた。(全7回)
■第1回 天才経済学者、マーケットデザインで社会を変える
■第2回 数学の挫折から経済学へ転向、ゲーム理論と出合う
■第3回 「小さくまとまるな」恩師の助言でハーバード留学
■第4回 アルビン・ロス教授とマッチング理論とコーヒーアワー
■第5回 アイデアを生み出す3つの秘訣
■第6回 ノーベル経済学賞への野望
■第7回 スタンフォードから東大に夫婦で移籍できた事情
(小島さんのコメントより)
時間のかかる研究の積み重ねを評価できる体制(国、企業、ほか)も
創っていく必要をあらためて認識しました。
そのためにも、それぞれの分野の研究者の厚み(拡大)は必須。
研究を重ね、研究者として次を切り開く人、
仕組み、エコシステムをサポートする体制、いずれにも人が必要。
日本の”博士”の少なさは、相変わらずですが基礎研究、企業での研究開発、それ以外にも活躍すべき場はあり、その場の準備が日本にはかなり欠けています。