この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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インターネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、旅行予約サイト、ポータルサイト、電子書籍や各種デジタルコンテンツサイトなどを運営。FinTech事業では、楽天カードを中心に銀行、証券、電子マネーなどの金融関連サービスを手がける。楽天エコシステム(経済圏)のオープン化を推進。
業種
総合Eコマース
時価総額
1.86 兆円
業績
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ゆわゆる「美意識」に通ずるものを感じました。
「大義」を常に問い続ける
なんのためか、誰のためか、社会のためになっているか。
事業の根っこに張る「大義」を常に問い続ける。
「王道」をすすむ
成果が出たときに「こういう考えに基づいて、こんな方法でやってきた」と誰に対しても胸を張れる仕事をする。
<本文より引用>
あの頃の自分を叱りつけたい。もっと広い視野で社会を見ろ。
社会で何が起こっていて、どんな課題があり、その課題を解決できるのはどんな仕事なのか。その仕事を得るためにはどんな経験が必要なのか。課題から逆算して考えなければ、社会に求められる仕事を成す人間になれるわけがないだろう。
「スポーツに関わる仕事がしたい」と自分本位な願望を言い続けるだけでは、誰も振り向いてくれないぞ。
以下、抜粋
一発勝負の複合的立体的なプロジェクトマネジメントでは、プランB、C、Dまで想定する緻密なシミュレーションによる準備力が問われます。準備が甘いと、すべてが狂ってしまうのです。
そして、コミュニケーション。伝えたうちの2割、3割しか伝わらない前提で、やるべき本質をチームで共有していく。
変化し続けるために学び続ける。本連載に通底するキーワードの一つである「マイノリティ経験」は、多様性の時代、変化の時代にあって、リーダーの必須条件になっていく気がします。経営共創基盤の塩野さんも『ポスト平成のキャリア戦略』でそんなことをおっしゃってますね。
どんな小さなきっかけでも良いので、「マイノリティ経験」を通して、自分を変えることで周りを変える体験をしたリーダーはこれから強いと思います。南さんの経営哲学に学ぶところ大です。
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2009年にビズリーチを創業し、即戦力人材の転職市場を可視化した南壮一郎氏。創業10年の節目で社長の座を譲り、同社を含む4社を統括するホールディングカンパニー、ビジョナルの社長に就任して1年が過ぎた。
起業する前には楽天イーグルスの球団設立に参画し、さらに遡ればモルガン・スタンレーからキャリアをスタートさせている。華やかな成功の連続のように映る道のりの原点は、「強烈なマイノリティ体験」だったという。
南氏の「仕事の哲学」に迫った。(全7回)
■第1回 ビズリーチ創業者がゼロリセットを繰り返す理由
■第2回 チャンスを引き寄せる「言葉」の種まき
■第3回 一瞬の縁が、人生を決める
■第4回 三木谷さんへ全力プレゼン20分、楽天イーグルス創業
■第5回 事業づくりのステップ。まず一次情報を収集
■第6回 ビズリーチからビジョナルへ。仲間と新たな歴史
■第7回 変わり続けるために、学び続ける
"三木谷さんは「すべてを捨てて、明日からすぐに行動できる覚悟を持っていたのはお前だけだったから」と言っていました"
大義と王道を貫く事の重要性も感じました。