【キャシー松井】姉弟4人ハーバード進学。教育は最良の投資だ
日系アメリカ人2世として育ち、大学卒業後に初めて訪れた日本での生活も、もうアメリカ生活より長い。農業移民として苦労してきた両親、大学進学が10人にも満たない高校からのハーバード大学進学、そして日本でのキャリア──。
「社会へ恩返しをしたい」と語るキャシー松井氏が描く日本の成長戦略とは。(全7回)
- ハーバードに姉弟4人進学
- 大学進学支援財団を立ち上げた父
- 発展途上国の女子教育に力を注ぐ
- 女性の教育投資はリターンが高い
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ハーバードに限らず最近のアメリカのトップ校は寄附が見込める卒業生の子弟を有利にしたり、高額の準備カウンセラーが幅を利かせたりと「貧しい家庭の向学心あふれる子供」が一発逆転を狙える状況ではなくなりつつあります。松井さんがアジアに目を向けられたのはそんなこともあるのではと思いました。
ちなみに私のゼミの卒業生にも旦那と2人の娘と一緒にカンボジアでIT教育を目指した大学を立ち上げて頑張っている女性がいます。
https://www.kirirom.info/aboutkit/
記事を読んで、「キャシーさん素敵だな」のひと言。教育を投資と考えず、消費と考えている親は少なくない。NewsPicksでは教育は投資と考えている人が多いかもしれないが、このコミュニティの外には消費と考える人もいる。
教育は投資してもその「結果」が分かるにはかなり時間がかかる。だからそれを理解できないと「投資」の位置付けにならない。
途上国における女子の高等教育に着目されていることも興味深い。"Factfulness"にも記載があったが、途上国における女子の小学校卒業率は7割。その後の中等教育、高等教育をどうするかが問われている。
キャシー松井さんの連載第3回です。
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「ウーマノミクス」の提唱者であり、ゴールドマン・サックス証券(GS)の副会長、そしてチーフ日本株ストラテジストとして活躍してきたキャシー松井氏。約30年にわたるGSでの日々において、ほぼ下り坂の日本経済を見据え、女性の活躍推進に尽力してきた。昨年末に退職し、次のステージに進もうとしている。
日系アメリカ人2世として育ち、大学卒業後に初めて訪れた日本での生活も、もうアメリカ生活より長い。農業移民として苦労してきた両親、大学進学が10人にも満たない高校からのハーバード大学進学、そして日本でのキャリア──。
「社会へ恩返しをしたい」と語るキャシー松井氏が描く日本の成長戦略とは。(全7回)
■第1回 ウーマノミクス提唱者がGSを退職、次のステージへ
■第2回 お金は降ってこない。働く価値を農業で学んだ
■第3回 姉弟4人ハーバード進学。教育は最良の投資だ
■第4回 女性活躍と多様性こそ日本経済の成長ドライバー
■第5回 なぜ世界が日本のESG投資に期待しているのか
■第6回 闘病を乗り越え、気づいた自分のミッション
■第7回 50代のキャリアチェンジ、社会に恩返しをしたい
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