2021/2/23

【竹村詠美】マッキンゼー、アマゾン、ディズニーを経て教育改革

一般社団法人 FutureEdu 代表理事
マッキンゼー、アマゾン、ディズニーといった錚々たる世界的トップ企業で経験を積み、共同創業したイベントのチケッティングサービス「Peatix(ピーティックス)」は現在、世界27カ国で利用されている。

次々と新たな分野に挑み、論理的思考力と行動力で道を切り拓いていく竹村詠美氏。

今、力を注ぐのは、次世代を担う日本の子どもたちを育てる教育改革だ。VUCAな時代を生き抜くために必要な力とは何か。国内外の最先端教育を調査し、現場の教師たちをサポートしながら、教育業界に新たなうねりを起こしている。

「未知の世界に飛び込むことが楽しい」と話す竹村氏の原動力とキャリアの軌跡を追う。(全7回)
竹村詠美(たけむら・えみ)/FutureEdu 代表理事、Peatix.com 共同創業者
慶應義塾大学経済学部卒業、ペンシルバニア大学MBA、同国際ビジネス修士。マッキンゼー米国本社やアマゾン、ディズニーの日本法人など外資系7社を経て、2011年にイベント・コミュニティ・プラットフォームを運営するPeatix.comを共同創業。グローバルなビジネス経験を活かした教育活動に取り組み、2016年にFutureEduをスタートし、2018年に一般社団法人化。教育研修を行う「Learn by Creation」を主催。2児の母。著書に『新・エリート教育 混沌を生き抜くためにつかみたい力とは?』がある。

転職で自分の殻を破ってきた

これまで私は金融、コンサルティング、インターネットなどさまざまな会社や業界を経験してきました。
今ではFutureEduやLearn by Creationといった教育系の活動で知っていただくことも増えました。
転職にもいろいろな理由があると思いますが、私は「自分にないものを学びたい、経験したい」が動機になっていることが多かった気がします。転職によって、無理やり自分の殻を破る体験をしてきました。