この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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ハッキリ言って「上場企業勤務だから住宅ローンは年収の何倍までOK」という思考が停止したような審査基準しか持っていない銀行と違って真剣さが違います。
私が担当していた当時はまだ大手消費者金融には創業オーナーが残っていたので直接興味深いお話しを聞いてよく驚いていたものです。
彼らが起業しときにはまさに自分の懐の財布から大切なお金を貸し出すので「このお金が本当に返ってくるのかどうか」を見抜く洞察力・研ぎ澄まされた感覚が並大抵ではありません。
オーナーが言うには、お客がお店に入ってきたその瞬間にもう「この人は返済できるorできない」がわかるんだそうです。
そういう暗黙知を形式知にし、データで見える化して・・・という変遷を経て上場しました。プライドばかり高いサラリーマン組織の銀行には到底及ばない境地です。
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東京・築地にある浄土真宗本願寺派の寺院・築地本願寺。近年、時代の変化とともに“寺離れ”が進み、参拝者が年々減少する中、大胆な寺院改革を進めている。参拝者は2015年からの5年で、2倍の250万人に増えた。その仕掛け人が、代表役員・宗務長を務める安永雄彦氏だ。
安永氏は銀行勤務を経て、コンサルティング会社を経営、通信教育で仏教を学び、50歳で得度して僧侶になったという異色のキャリアの持ち主。2015年7月、企業でいえば社長にあたる宗務長に民間企業出身者として初めて抜擢された。長年経験を積んだ僧侶が就くのが通例の中、まさに異例の登用だ。
なぜ僧侶の道を選び、伝統的で保守的な組織の改革を進めることになったのか。安永氏のキャリアと哲学を追う。(全7回)
■第1回 異色のビジネスマン僧侶、築地本願寺を「経営改革」
■第2回 思い通りにならない会社員人生、どうしたらいいか
■第3回 ビジネス英語を6カ月でマスターした必死の特訓
■第4回 JR東日本へ“左遷”、消費者金融「モビット」設立
■第5回 銀行員からヘッドハンターに転身、消えぬモヤモヤ
■第6回 ビジネス界から50歳で僧侶になった理由
■第7回 人生に「びっくり」はない。そんなものだと諦めよう
銀行は金融インフラで一番重要な業態だとは思う。一方で、記事にあるようなスノッビーさもあるように感じる。でもハイリスクハイリターン融資のノウハウはそんな簡単なものではない。それに20年ほど前の話なのに、経験則とデータを併せたリスク判断の実例が面白い。