ペイパルの10ー12月期、売上高が市場予想上回る－新規アカウント急増
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イーロン・マスクにピーター・ティール、リード・ホフマンなどと世界的な起業家・大富豪を輩出してマフィアとまで呼ばれるペイパルだけど、古巣もしっかり健在で成長している。時価総額も3,000億ドル突破でJPMやVISA、マスターと金融トップを争う所まで
10ー12月の売上高は23％増の61億2000万ドル（約6400億円）と、アナリスト予想を上回った。
とのことで、年間では2兆円規模の売上です。
GMVではなく、売上です。
巨大な規模です。
来期予想は、2.6兆円くらいの売上を見込んでおり、20%成長ということでやや保守的な見立てのようです。
しかしそれでも20%成長です。
モノタロウが売上1500億円で20%成長の予想を昨日発表していましたが、こちらは2兆円ですからね。
決算説明会で特に目を引いたのは、
・Venmoの絶好調ぶり※
・ebay依存率がさらに低下
・クリプトの準備を強調
・B2B部分が増えたことでTake rateがさらに低下（2%程度）
あたりです。
相変わらず、死角がありません。
※Venmo continued its strong performance with Q4 TPV of $47 billion, up 60% year-over-year.
四半期で5兆円。当然伸びるでしょうね。1-3月に出てくる各社の決算は、コロナ後、方向性が見えてその効果が一気に出てきた昨年下期の業績。したがって、EC化やキャッシュレス化など、明確に追い風を受ける企業は、どんどん市場予想を上回る決算が出てくるだろう。
