[上海 3日 ロイター] - 世界最大手のパソコン(PC)メーカーである中国のレノボ・グループ(聯想集団)が3日発表した第3・四半期(2020年10─12月)決算は、純利益が53%増の3億9500万ドルとなり、市場予想平均の2億9370万ドルを上回った。

新型コロナウイルス流行に伴う制限が続く中、在宅勤務の広がりを背景とする需要が堅調だった。

売上高は22%増の172億5000万ドル。売上高と利益はいずれも過去最高となった。

レノボは発表文で「事業グループ全体にわたる堅調な伸びのほか、新型コロナ流行を背景とするライフスタイルと仕事の習慣の構造的変化によって力強い業績を達成した」と説明した。

調査会社ガートナーによると、世界のPC出荷は10─12月に10.7%増加。

レノボはPC市場でリードを広げ、シェアは27.1%となった。他社のシェアはHPが19.8%、デル・テクノロジーズが16.6%となっている。