[メルボルン 3日 ロイター] - 原油先物はアジア時間3日の取引で上昇。今年の世界の原油在庫が通常の水準に近づくとの観測に支えられている。

0130GMT(日本時間午前10時30分)時点で、米WTI先物は0.11ドル(0.2%)高の1バレル=54.87ドル。北海ブレント先物は0.16ドル(0.3%)高の57.62ドル。

市場では、原油在庫が6月までに5年平均を下回る水準に減少するとの石油輸出国機構(OPEC)プラスの見通しが好感されている。

OPECプラスは、2021年の石油需要の伸び見通しを引き下げる一方、大幅な減産により今年の世界石油市場は需要が供給を上回る状況が続くと見込んでいる。ロイターが資料を入手した。

米石油協会(API)の週間統計で、在庫が予想外に減少したことも支援材料となっている。