2021/2/4

【総まとめ】世界最先端企業の「5年後」を先読みしよう

京都大学大学院 特任准教授
世の中には、数多くの「未来予測本」が溢れている。
そんな中で、「世界最先端の11企業」の動向をもとに、未来のメガトレンドを読み解くという、これまでにない切り口で話題を呼んでいるのが『2025年を制覇する破壊的企業』(山本康正/SB新書)だ。
今週の「ザ・プロフェット」では、その著者である山本康正氏にインタビュー。前編では、同書のエッセンスを要約しながら、山本氏が描く近未来図をお伝えする。
山本康正(やまもと・やすまさ)
1981年、大阪府生まれ。東京大学で修士号取得後、米ニューヨークの金融機関に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。修士課程修了後グーグルに入社し、フィンテックや人工知能(AI)ほかで日本企業のデジタル活用を推進。2018年よりDNX Venturesインダストリーパートナー。自身がベンチャーキャピタリストでありながら、シリコンバレーのベンチャーキャピタルへのアドバイスなども行う。ハーバード大学客員研究員、京都大学大学院総合生存学館特任准教授も務める。

11社の「思惑」を完全解説

山本氏が考える、「5年後の近未来を支配する企業」とは、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト、ネットフリックス、テスラ、インポッシブル・フーズ、ロビンフッド、クラウドストライク、ショッピファイの11社。
GAFAをはじめ、おなじみの企業もあれば、何をやっている会社なのかピンとこない企業もあるかもしれない。
一体、この11社はどのように、これからの世界にインパクトを与えていくと考えられるのだろうか? まずは、各社の最近の「気になる動向」と、山本氏が予想した「5年後の姿」を見ていきたい。