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見えていないところでの数字をいかに見える化させるかも重要ですね。
もちろん、現状でも飲食業や観光業などは厳しいもので、破綻のみならず休業、または不本意な解雇を迫られるところも多数あると聞く。逼迫する医療関連とバランスが取れれば理想なのだが、そう簡単にはいかないだろう。
他方で政府も企業存続や雇用維持に対する施策を必死で、驚くほどの額のお金をばら撒いている。残念なのは、そのすべてが消費や企業延命にまわるのではなく、株式等の資産性のあるものに向かい、大変な経済を尻目に株式市場が活況だということ。
ではコロナが収まったらどうなるか? 政府や中央銀行のバラマキ活動の大義名分が失われ、財政の崖ではないが、財政・金融の引き締めも検討せざるを得なくなる。すると株式を筆頭に調整が始まるだろう。
私が思うに、いまはどれだけ体力を高め、いずれの不況への耐性を整えるかが重要。できればコロナ明けで需要の反動が見られ、その後もオーガニックに成長できれば…悲観的にはなりたくないが、そう甘くないかもしれない。
昨年休廃業・解散した企業も4万9,968件(前年比14.6%増)に達します(東京証拠リサーチ:2020年「休廃業・解散企業」動向調査)。しかも、政府がかなり手厚い補助金を配った上でのことですから、実態は更に厳しいんじゃないのかな。「疲弊した小規模事業者を中心に破綻がさらに増加することが懸念される」との結びに、ウイルス感染に匹敵する怖さを感じます (・・;ゾーッ
大手チェーン店が破綻したというニュースも耳にしないし…。
個人的にはアパレルが厳しいのではないかと思っています。
中間層が貧困化していることに加え、スーツなどの需要が減少しています。
外出自粛も相待って購入意欲も湧かない。
ユニクロなどのファストファッションで間に合ってしまいますから。
こうなってくると、社会全体に潰れなければならなかった企業も生き延びてしまっていることが問題でしょう。売上が下がったら銀行はコロナを口実にガンガン貸しています。そしてコロナ後を見据えてチャレンジする企業には銀行は貸してくれない。特に飲食と旅館は相当厳しい。
緊急融資では銀行は保証協会付で貸していますので直接痛むことはないかもしれませんが、健全な新陳代謝が機能していないので、社会全体に今後どんな副作用が来るのか全く読めない
しかし、ヤマ場はこれから。東京などの緊急事態宣言が延長される中、決算期のピークを迎える3月を乗り切れるかどうか… 広範な仕組みや、それを側面支援する実行部隊のマンパワーなど、広い目配りが求められそうです。