[ワシントン 1日 ロイター] - イランのザリフ外相は、米国やイランが2015年の核合意に復帰する上で、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)が調整手腕を発揮するよう期待する考えを示した。

CNNとのインタビューで、米イラン双方の溝をどのように埋めるべきかとの質問に「対応を巡って同調や調整を行うメカニズムがある」と指摘。その上で、イランと6カ国の代表による核合意合同委員会はボレル氏が調整役になっているとし、「米国やイランが取るべき措置を巡り、ボレル氏が調整役を果たしてほしい」と述べた。

バイデン米大統領は、イランが核合意を再び厳守すれば核合意に復帰する意向を表明。ロウハニ大統領も「ボールは米国の側にある。米国が核合意に復帰すれば、われわれも同合意の下での義務を完全に履行する」と述べている。