[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した2020年12月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比1%増の1兆4900億ドルと、過去最高に達した。住宅ローン金利が過去最低水準で推移する中、民間部門の動向が活況だった。

市場予想は0.9%増。前年比では5.7%増だった。

11月分は1.1%増と、従来の0.9%増から上方改定された。

20年通年では4.7%増加した。

建設支出は国内総生産(GDP)の約4%を占める。

民間部門は前月比1.2%増。低金利の住宅ローンに加え、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた郊外や低密度居住地域に移り住む動きが一戸建て住宅建設への追い風となった。

内訳では、住宅建設支出が3.1%増と、前月の3%増から伸びが加速。ガス・油井掘削などの非住宅建設は1.7%減少した。

公共部門の建設支出は0.5%増。州政府の支出が0.4%、連邦政府が1.3%それぞれ増加した。