[ベンガルール 1日 ロイター] - 日本経済新聞社とIHSマークイットが発表した1月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)は57.7で、前月の56.4から上昇。上昇幅は3カ月ぶりの高水準となり、好不況の分かれ目となる50も6カ月連続で上回った。

新規受注と生産のサブ指数は昨年10月以来の水準に上昇。需要の力強い伸びを示している。

IHSマークイットのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、ポリアナ・デ・リマ氏は「製造業はトレンドのペース以上に生産を拡大させているほか、新規受注の継続的な増加は目先的に生産拡大の余地があることを示している」と述べた。 

企業の人員削減は10カ月連続で続いているものの、1月の削減率は過去10カ月で最も小幅なものとなった。

一方、投入価格は2018年9月以来の水準に上昇。企業は大幅な産出価格の引き上げを余儀なくされた。これにより、インフレ率はインド準備銀行(中央銀行)の中期目標である4%を上回る水準にとどまる可能性が高まった。