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今冬の記録的な大雪で、厳冬期に東京電力柏崎刈羽原発からの避難ができるのかという疑問が、原発近くの住民から出ている。新潟県が2019年に策定した広域避難計画では、積雪による交通障害の影響は考慮しておらず、多数の住民を避難させられるかが改めて問われる事態になっている。【内藤陽】
「先日の大雪でも本当に逃げられるのか、私たちにとっては切実な問題だ」。柏崎刈羽原発から5キロ圏(PAZ)に暮らす柏崎市と刈羽村の住民団体が29日、積雪時でも避難できる実効性ある計画の策定などを求めて記者会見した。近く、県、市、村などに大雪時の避難に関する要請書を送る。
PAZは原発の重大事故時に、自家用車やバスなどで住民の即時避難が求められる区域。柏崎刈羽では、柏崎市と刈羽村にまたがる区域に約2万人が暮らしている。高齢者ら要支援者も多い。
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