[上海/台北 29日 ロイター] - 中国の自動車メーカー、浙江吉利控股集団は29日、同社と台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が、米電気自動車(EV)メーカー、ファラデー・フューチャーに生産受託サービスを提供する方向で交渉を進めていることを明らかにした。

吉利はファラデーに技術・エンジニアリング面のサポートを提供する枠組み協定に調印したと発表。ファラデーの上場に際し、少数株主となることも明らかにした。

鴻海はコメントを控えている。

ロイターは25日、関係筋の話として、ファラデーが中国に新たな拠点を設け、生産委託先に吉利を選ぶ計画だと報じていた。

ファラデーは、特別買収目的会社(SPAC)のプロパティー・ソリューションズ・アクイジションとの合併を通じた上場を目指す考え。統合後の評価額は34億ドルになるとみられている。