2021.01.29
# 文章術

SNSでもブログでも…「ただ批判だけして終わる人」にならない「大事な工夫」

仕事でも生きる書き方とは?
誰もがツイッターやブログを、当たり前に使うようになった昨今。まさに「一億総書き手時代」の到来と言ってよいだろう。その一方で、「書くこと」が苦手で悩んでいる人も多いという。著書『バズる書き方』を発表した、書評サイト「HONZ」代表の成毛眞氏は、批判的な内容を書くときは、批判だけで終わらせてはいけないと語る。では、どう締めれば読者の共感や支持を得ることができるのか。実例とともに解説してもらった。

最後はポジティブに締める

SNSではポジティブな投稿を心がけるべきだが、時には自分の意見として何かを批判したくなることもあるだろう。

Photo by iStock

特定の個人や人種などを貶めるのはもちろんダメだ。そういうヘイト的なものでない限りは、たまにピリッとした批判があってもいい。

だが、それにもコツがある。ネガティブな文章をネガティブなまま終わらせると、読んだ人の読後感もネガティブになる。そのときのネガティブな印象が、そのままあなた自身に対する印象になってはたまらない。

これを避けるのは簡単だ。何かについて批判したり苦言を呈したりするときでも、必ず何かしらポジティブな話を入れればいいのである。

たとえば、あることを批判したら、それを改善するポジティブな提案を入れる。

 

投稿の最後に、自分に「テヘペロ的なツッコミ」を入れたり、ちょっとしたジョークを書くなど、少しおちゃらけて見せて「w」で締めくくるのもいいだろう。

とにかく、「こういうのはよくないと思う、以上」「こういうのはやめたほうがいいと思う、以上」などと言いっぱなしでは終わらないようにするのである。

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