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独、アストラゼネカ製ワクチンの高齢者接種に難色 委員会勧告案

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    報道の表面を追っていく方がいる中で、こういったタイトルだけでも人々に間違った印象を与え、誤解を生むのではないかと想像します。

    このタイトルを読んだ方、あるいは記事を読まれた方はアストラゼネカのワクチンに対してどんな考えを持たれたでしょうか。

    もしかすると「アストラゼネカのワクチンは
    高齢者に無効なのか」と考えられたかもしれません。

    しかし、科学はそこまで白黒はっきりした世界ではありません。

    アストラゼネカのワクチンの第3相試験を振り返ってみると、ワクチンを接種した高齢者が200名ほどしか含まれていませんでした。この200名の結果から1億人を超える国民に当てはめられるような結論を導けるでしょうか。まだ「分からない」というしかないのではないでしょうか。

    この「まだわからない」の穴埋めをする推論と、コロナウイルスで命を落とす方が目の前で次々と出ている現実の中で、バランスを取らなければならない状況に置かれています。

    このアストラゼネカのワクチンにまつわる議論にはそのような背景があります。

    アストラゼネカのワクチンしか手に入らない状況では、先行して接種を進めなければならないかもしれません。

    しかし、他社から高齢者のデータがより明確な形で公表されているのであれば、より明確なものを優先すべきという考え方もあって然るべきです。

    我々の姿勢としては、「まだ分からない」の余白を推測で埋めず、今後の科学的な検証を冷静に待つ姿勢こそが重要になります。


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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    ワクチンは完全に健康な人に予防的な使われるため、安全性と有効性の評価が非常に重要になります。また、治験においては、過半数が健康なまま過ごすことになるため、有意差を示すために大規模かつ長期的に行わなければなりません。

    今回はこの治験のデータに待ったがかかった事になります。こういった報道では、誰が何を言ったかという点にフォーカスが置かれがちですが、データを統計学的に解析し、優位に効果があるのかどうか、サンプル数が十分に確保されているのかどうかの議論が進められるべきです。

    すでに各国の専門家がデータを元に検討していると思いますので、続報が待たれます。


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    専修大学 商学部教授

    医薬品の開発は理論および薬効薬理の基礎データと整合性がとれる仮説をもとに「臨床試験」を実施し、仮説が証明されることが認可の必須要件になります。もともと、新生児、乳児、幼児、妊婦や高齢者(WHOの定義では65歳以上)の場合、薬剤代謝機能、胎児への影響、疾患の併発に考慮すべき要因が多く、医薬品の有効性・安全性が慎重に審査されていました。

    これら年代属性の方に対して、「臨床試験で十分に検討できていないから接種認可しない」というのは、治験審査当局として「科学に基づく」当然の判断と思われるので勧告案に違和感はなく、批判されるべきものではありません。

    コロナワクチンの高齢者への優先投与は、「政治判断による特例的認可への圧力(明示的、暗示的を問わず)」が背景にあろうかと思います。ドイツの委員会は「科学に基づく」基準を優先すべきであるという考え方をとっています。それ以降は政治判断だと思います。他の諸国もそうです。

    別記事「EU、アストラ社と対立深刻化」の件は、当引用記事との関連性は低いと思われます。


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