2021/1/30

【読書】「普通の人」が戦略的にSNSを使う方法

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする連載「10分読書」。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(4321文字)

「普通の会社員」が「プチ有名人」に

SNSとは、個人間のつながりをサポートする会員制のウェブサービスを指す。厳密に言えばブログやTwitterはSNSに含まれないが、ここでは「Facebook」「Twitter」「ブログ」などのウェブサービスによる発信すべてを「SNS発信」とする。
著者は本書で、実名でのSNS発信を勧めている。なぜなら、著者自身、実名でのSNS発信によって人生が変わったからだ。
著者は新卒でNTTに入社した。支社勤務を経て本社のIR担当となり、会社への貢献を考えて懸命に働いてきたが、会社からは思うように評価されない。
無力感を覚えることが増えていき、IT系のコンサルティング会社に転職することにした。しかしそこでもうまくいかず、再び転職。ここでも成果を出せず、クビの恐怖におびえていた。
そんな状況から抜け出せたのは、ブログを書いていたおかげだ。あるブロガーのイベントに参加したとき、隣に座っていた人が自分のブログの読者だったのだ。
一度も会ったことのない人が自分のことを知ってくれている。著者にとっては、「革命」だった。
ブログの次は、SNSを始めてみることにした。すると、ネット業界の関係者の多くがSNSを通じてつながり、日常的にコミュニケーションをとっていることに気づいた。会社を超えた関係が、仕事にもつながっていたのだ。