なぜスタートアップは自らを太らすのか。
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スピードを維持するためには、身軽であることが一番です。
「成長」と「肥満」は全く違いますよね。
要は、組織の中に「脂肪」を作らないことです。
全員が「筋肉」でできていて、それを駆動する「神経」が良ければ、筋肉質のまま「成長」できます。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
注目のコメント
パタゴニアは本当に良い会社で、僕も大好きな会社。
どんな企業にとっても、その事業に合った成長、その成長に適したファイナンスの方法というのがある。
パタゴニアの場合、(ネットなどに比べると)そこまで急成長、激戦ではない市場で、100%オーナーのもと企業の社会的責任明確など明確な企業フィロソフィーがあり、それに基づき社外、社内と”約束”をして、それが強いブランドにつながり、独自の強固なポジションを築いている。インターネットスタートアップ的な、Scale or Die的なリスクを取って、ファイナンスをレバレッジして、急速な成長をしなければいけない訳ではないし、むしろ適していない。
Scale or Die=競争が激しく、成長を宿命づけらている領域のスタートアップだと、ニトロ=大型調達を注入して、成長を志向せざるをえない。そして事業投資を大きく踏み込むときに、「Growing fat不健康な増量」な状況になるリスクがある。
Growing fatが良くないから、大きく調達するのは良くない、過剰に事業投資するのが良くないということではなく、いかに大きく調達し、大きく事業投資しながら、なるべく無駄をなくし、効率的に成長するかという話だと思う。「成長」と「膨張」の違い。スタートアップに限らず、色々な企業であると思う。
始めることは結構前向きだが、止めることは人が関わるから思いもあるので難しい。新しいことをやっていくことは成長にもつながるので必要だが、どういう基準でやめるかといったこととのセットが必要だし、既存事業でより成長できる可能性も軽視してはいけない。
一方、既存事業が大きいときには、そこの1%の成長が新規事業をやることよりレバレッジが効くことは少なくない。そうすると新しいことをやりにくくなる。だからこそ定量評価だけでなく一定範囲で「あえて太らす」ことも必要なフェーズもあると思う。「Growing fat」
売上高の成長を目指し、成長では無く膨張し、販管費率があがり、生産性が落ち、人が成長しない・利益の残らない・肥大化した組織が出来上がる。こうやって潰れていく会社は中小ベンチャーでも普通にある。
普通にしていれば、自然と太る。だから経営者は、生産性をしっかりと見極めて成長させていかねばならない。