昭和電工、アルミ事業を売却 米ファンドに500億円超
日本経済新聞
76Picks
コメント
選択しているユーザー
アルミ事業の売上は約1000億円。営業利益は年によって違うが50億円前後、総資産は約1350億円(2019年12月期)。Apolloが買収して、その後にどういう絵図を描いているか。
なお、昭和電工はHDDに使われるアルミ基板でトップシェアだと思う。HDD自体は縮小傾向にあり、また内製しているメーカーも少なくないが、これはエレクトロニクス事業に入っているのでおそらく売却はしないのだろう。
注目のコメント
素材業界での目玉となる買収だった日立化成の買収。
日立製作所はポートフォリオ改革を進め、昭和電工は日立化成買収後にこれまでの既存事業で苦境を迎えてしまい、抱え込んでしまった大きな事業体の中で成長性に基づいた取捨選択をする必要に迫られている。
その一環がアルミ事業売却。確かにこれまでアルミ缶は昭和電工の事業ポートフォリオの中では浮いて見えたから、売却は納得はできるが…。アルミ缶や電子部品に使う圧延品事業を売却し、自動車部品などの機能部材の事業は社内に残す模様。
アルミ缶の製造は国内シェア1割程度ですし、人の行動変容でコンビニや自販機の売上が減少していますから、将来性も考えると良い判断なのかなと。